久しぶりに映画鑑賞に行ってきた
最後に行ったのは「ボヘミアンラプソディー」だった
足を運んでまで見たい映画はそうそう無いが、今回は公開前から気になっていた「オッペンハイマー」
エンドロールが終わるまで席を立てなかった
何とも言えない複雑な気持があふれ暫く動くことが出来ず席に座ったままだった
短い感想で言い表す事が出来ない映画なのである
また当時の状況や予備知識が無いまま行くと訳の分からない映画の一つになる可能性もある
関わる人物の多さと、ルイス ストローズ(ロバート・ダウニー・Jr)の目線(白黒で描かれている)と
オッペンハイマーの目線で映像が切り替わり、ついていくのがやっとで集中力のいる作品ではあるが
3時間という長丁場と思えなかった
見ごたえのある、また見た後も尾を引く映画だった
この映画ではルイス ストローズが重要な位置付けとした印象があったがもう一度再確認するために
録画のNHKスペシャル 「悪魔の兵器はこうして誕生した~原爆 科学者たちの心の闇」
を見てみたそこには「原爆の父」として重要な人物3名が取り挙げられていた
・レオシラード・ラビ・・ドイツが原爆を作る前にアメリカが原爆を持つ必要性をルーズベルトに伝える為にアインシュタインを巻き込み同意のサインを願い出た ノーベル賞受賞者
・ヴァニーヴァー・ブッシュ・・当時のルーズベルト大統領の側近 「科学者こそがアメリカ国家の中心となるべき」と主張しそのトップになろうとしていた
・ロバート・オッペンハイマー・・原爆開発の責任者 ノーベル賞を渇望しながらも手に出来ずにいた 史上最大の殺人兵器に全てをささげた理論物理学者
何と当時の科学者たちはとてつもない権力を持ち、政府と軍を動かし原爆開発のために当時のお金で3兆を費やした
原爆開発に携わった科学者たちは大きなプロジェクトに心を奪われ原爆開発を楽しんでいた
番組中、見過ごしたのかもしれないがそのルイス ストローズの名はでてきてなかったようだった
後半ロイ グラウバー(理論物理学者 ハーバード大教授 19才の時にロスアラモスに居た科学者の一人)が言っていた言葉で
「現状に甘んじて何も変えようとしなかった 長い期間を得てその状況を受け入れると言うのは何とも奇妙な感覚
それは人間の殆どの活動でおなじなのでしょうが・・」
この言葉は今を生きる私にも人類にもしっかり回想する事の意味を投げかけられているようで心に響いた
監督の子供たちは原爆には興味がないと言う、まったく遠い世界の事の様に思えるのだろか?
それも致し方ないようにも思える
原爆の父たちですら投下した後の惨状など遠いところで起こった壮大な科学実験の様なものだから・・
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